|
1989年に始まった伊丹クラフト展は、1998年に伊丹国際クラフト展としてより大きな公募展に切り替わり、主題を「ジュエリー」「酒器・酒盃台」として交互に開催して参りました。本年は、“清酒発祥の地〜伊丹”にちなみ、日本酒にこだわった「酒器・酒盃台」をテーマに作品を募集。国内外より356名の応募をいただき、その中から99名(うち海外11名)の作品528点が選出されました。
大賞に選ばれたのは、漆造形家 松本 由衣(まつもと ゆい)氏の「オスミツキ」。備長炭を使用し、麻布と漆で加工した酒器。お酒を注ぐと川の流れの瞬間を覗き込んだように感じ、また味に丸みを出すという備長炭の特長を活かした、目と舌、心で楽しめる酒器として審査員より高い評価を得ました。準大賞には、山田
浩之(やまだ ひろゆき)氏の「注ぐ、呑む、笑う」。床に座って膳で呑むという状況を想定して作られた作品です。
純粋に日本酒を楽しめる酒器。日本酒を飲む場を盛り上げ、演出する器や台などは、これはどうやって飲むのか?どう飲んだらおいしいのか?など・・・、そこに集う人々の話題と想像は膨らみます。改めて日本の酒文化の深さと広さを感じていただくことができるでしょう。
|